フリーランスや個人起業家って、なんとなく自由で好きなことをなんでもできるってイメージがありますよね。
確かにサラリーマンという働き方と比べると、自由が増えるのは事実です。
でも、自由と引き換えに「不安定な収入」というデメリットがあるのも起業の特徴。
そして収入が不安定になると、社会的な信用が落ちてクレジットカードやマンションの賃貸契約の審査が通りにくくなるというデメリットも生まれてしまうのです。
今回はそうしたデメリットを踏まえて、これから起業してフリーランスになろうと考えている人が、サラリーマンのうちにやっておくべきことを4つ紹介します。
①クレジットカードを作っておく

サラリーマンから起業してフリーランスになると、社会的信用が落ちることになります。
するとどんな支障が発生するのかといえば、借金がしづらくなってしまうんですね。
「でも、私は借金してビジネスなんてしません!」という方は多いと思いますが、私たちが日常的に使っているクレジットカードも、よく考えてみると借金の一種ですよね。
このクレジットカードの発行には、どこの会社でも「審査」が必要になります。
その人にクレジットカードを持たせてもいいのか、OKなら信用枠はどれくらいに設定するかを決めるわけですね。
たとえ同じ収入額であったとしても、サラリーマンに比べてフリーランスは、圧倒的に審査が通りづらく、信用枠が低くなりがちです。
プライベート用、ビジネス用で最低2枚以上
もちろんフリーランスになってから絶対にクレジットカードが発行できなくなるというわけではありません。
それでも、社会的信用が大きくてクレジットカードが作りやすく、信用枠が大きくなりやすいサラリーマンのうちに、一定の枚数のカードを発行しておくことは効果的です。
最低でも、プライベート用のクレジットカード1枚と、ビジネス用のクレジットカードを1枚、計2枚以上は保有しておきましょう。
それぞれの予備作って、合計4枚くらい発行しておくと安心ですね。
ちなみにプライベート用とビジネス用のクレジットカードをわけるのは、プライベートな出費とビジネスの出費を区別して、確定申告を楽にするためです。
セルフバックがおすすめ。作りすぎには要注意
新たにクレジットカードを作る際には、「セルフバック」という仕組みを使うことをおすすめします。
よくクレジットカードのCMで「入会すると5000円分のポイントをプレゼント!」というフレーズを見聞きしますよね。
このように、カードを発行するだけで現金相当もポイントがもらえるものをセルフバックと呼びます。
中にはカード1枚で約1万円のポイントが付与されることもあるので、ただ4枚のカードを作るだけで4万円が手に入るようなもの。
でも、クレジットカードの作りすぎには注意してくださいね。
クレジットカードの枚数が多くなりすぎると、管理する手間が大変になり、逆に使いづらくなってしまいますので。
②固定費をできるだけ削減しておく

サラリーマンと比べてフリーランスは、収入が安定しにくい働き方です。
先月は月収30万円だったけど、今月は5万円だった…なんていう状況では、どうしてもメンタルが不安定になりがち。
では、どうして収入が少ないとメンタルが悪化してしまうのでしょうか?
それは、私たちが「固定費の支払い」というプレッシャーを常に抱えているからです。
家賃10万円の部屋に住んでいるなら最低でも10万円稼がないといけないし、通信費や電気代、保険料などを含めてトータル20万円の固定費がかかるなら、20万円稼げない月があると大きくメンタルが悪化してしまうということです。
生活コストが低ければ、マネーストレスが激減する
私たちにとって「お金がない」というマネーストレスは、想像以上のダメージになります。
特に家族がいる方は、一人暮らしの方からは想像できないほどのプレッシャーを受けることになるでしょう。
「自分が稼げなかったばかりに、奥さんや子どもにみじめな思いをさせてしまう…」という罪悪感は、簡単に打ち消せるものではありません。
ですが、たとえ収入が少なかったとしても固定費の支払いが少なければ、マネーストレスは軽減することができます。
具体的には、家賃や物価の安い地方に引っ越したり、実家に戻って生活したりする方法が考えられます。
こうすることで「最低でも月10万円あれば安心して暮らせる」という状況が手に入ります。
これなら、たとえ月15万円しか稼げなかったとしても、ストレスは小さなものになるでしょう。
固定費を増やして、モチベーションを高めるという手も
起業はリスクを最小限にして始めるのが原則なので、固定費も基本的に最小限にするべきです。
ただ、「毎月必ず発生する」という固定費の性質を逆手にとって、ビジネスに取り組むモチベーションに変換するテクニックもあります。
あえて月50万円の部屋に住むことで、強制的に「絶対に月50万円以上稼がないといけない!!」という状況に自分を追い込むわけです。
一歩間違えると高額な浪費になってしまう可能性もあるのですが、モチベーションの低さに悩んでいるなら試してもいいかもしれません。
③ビジネス用の部屋やスマホ、パソコンを用意する

クレジットカードはプライベート用・ビジネス用をわけるべきとお伝えしましたが、クレジットカード以外にも公私をわけたほうがいいものが存在します。
それは、「部屋」「スマホ」「パソコン」の3つです。
仕事専用の場所やツールを用意することで集中しやすくなるメリットがありますし、確定申告も簡単にするメリットがあるからです。
公私兼用するよりも、確定申告が楽ちん
プライベートでもビジネスでも同じスマホやパソコンを使っていると、年度末の確定申告でめんどうな手続きが必要になります。
「このスマホはプライベートで3割、ビジネスで7割使っています」のような、割合を自己申告しないといけないからです。
一方で、ビジネス専用のスマホを用意しておけば「これは10割ビジネス用です」と自己申告できるので、税金の計算がシンプルになるんですね。
もちろんお金がないなら無理に2台目のスマホやパソコンを買う必要はありません。
でも、プライベートとビジネスのメリハリをつけるためにも、仕事専用のツールを用意するのはおすすめです。
仕事のスイッチをオン・オフする効果も
プライベートとビジネスのメリハリをつけるなら、自宅の一部屋を丸ごと仕事専用の部屋にしてしまうのもおすすめです。
その部屋にはテレビとかお菓子のような誘惑のもとを一切持ち込まず、「仕事だけをやる」と決めるわけです。
そうすることで、意図的に「やる気スイッチ」を作ることができますよ。
④不動産投資にチャレンジしておく

これは上級者向けの話になりますが、不動産投資も起業前に始めておきたいことの1つです。
不動産投資というのは、銀行から融資を受けてローンを組んでマンションのオーナーになり、毎月の家賃収入の中からローンの支払いをしていく投資のこと。
これもフリーランスになってからではローンの審査が非常に通りづらくなり、銀行から断られてしまうケースが増えてしまいます。
サラリーマンだけが始められる不動産投資
「サラリーマン大家」という言葉もあるように、実は不動産投資はサラリーマンと非常に相性がいいんですね。
なぜなら、クレジットカードの審査と同じように、会社からの安定収入があると社会的な信用が高い人とみなされるから。
いつ収入がゼロになるかわからないフリーランスよりも、堅実に給料をもらっているサラリーマンのほうが、銀行側としては信用できる人間ということです。
成功すれば、強力なビジネスの1つに
もちろん、素人が気軽に手を出して利益を生み出せるほど、不動産投資は簡単なものではありません。
ただ、投資や不動産に興味があるなら、副業として不動産投資についての勉強を始めてみるのもおすすめです。
もしかしたら、不動産投資というビジネスで月100万円稼げるようになれるかもしれませんので。
おわりに
今回は起業する前にやっておきたいこととして、次の4つを紹介してきました。
- ①クレジットカードを作っておく
- ②固定費をできるだけ削減しておく
- ③ビジネス用の部屋やスマホ、パソコンを用意する
- ④不動産投資にチャレンジしておく
起業してフリーランスになる前に、ぜひこれらを検討してみてくださいね。