あなたは食わず嫌いのタイプですか?それとも、新しいものにもどんどん手をつけるタイプでしょうか?
あなたもきっと、「なんとなく食わず嫌いはよくないことだよね」という認識を持っていると思います。
しかしビジネスの世界では、食わず嫌いは失敗の最大の原因になってしまうのです。
今回はそう断言できる理由について詳しくお伝えしていきます。
慎重で批判家タイプの人に、未来はない!

これからの時代、慎重すぎる人や批判ばかりしている人は、確実に衰退していきます。
ビジネスに失敗し、経済的に貧乏になり、不幸な人生を歩むことになってしまうでしょう。
このような食わず嫌いで新しいことを始めるのが苦手な人は、なぜ悲惨な未来になってしまうのでしょうか?
「イノベーター理論」とは?

その理由を説明する前に、マーケティングの基本をおさらいしておきたいと思います。
マーケティングの世界では、「イノベーター理論」という有名な考え方があります。
これは、市場で新しいものが登場したときに、まず「イノベーター」という人が購入するという理論のこと。
次に「アーリーアダプター」、一番人数が多い「アーリーマジョリティ」「レイトマジョリティ」、最後の「ラガード」と続いていきます。
あなたもどこかでイノベーター理論について聞いたことがあるのではないでしょうか?
批判家は、一生批判家になってしまう
たとえばiPhoneやYouTubeの登場直後を考えてみれば分かりやすいのですが、新しい商品やサービスが普及してくると、必ず批判家を気取る人が出てきます。
「日本ではスマホなんて流行らない」「YouTubeなんてただのホームビデオサイトでしょ?」このように批判する人が増えてくるわけです。
ここで1番問題なのは、こうした批判的な言動をしてしまうと、一貫性の法則が働いて完全に乗り遅れて危険性があることです。
YouTubeもInstagramも始めてない人の心理
心理学でいう一貫性の法則が働くと、一度決めた自分の態度を変えることができなくなってしまいます。
iPhoneが普及してYouTubeが人気を集めているのにもかかわらず、「いやいや、自分は流行に左右されないから…」などと言って、手を出せずに終わってしまうということです。
これだけ大きくなったにもかかわらずYouTubeに批判的な態度を貫いている…そんな人が、あなたの身の回りにもいるのではないでしょうか?
人は1度でも批判的な態度をとると、ずっと批判的な態度をとり続けたくなる心理が働きます。
その結果、稼げる媒体や商品・サービスを受け入れることができず、ビジネスにも失敗してしまうというわけです。
新しいものへ適応できなければ、失敗する

そもそもビジネスの世界では、常に新しいものが登場し続けるものです。
新しいメディアやサービスに適応できなければ、ビジネスの世界で成果を上げるのは困難になるでしょう。
つまり、新しい市場に挑戦し続けなければ、1人のビジネスパーソンとして価値を生み出せなくなってしまうと言うことです。
では、そんなビジネスの世界で成果を上げるためには、どうしたらいいのでしょうか?
イノベーターをモデリングしよう
ここでおすすめなのが、イノベーターをモデリングすることです。
つまり、業界の最先端に影響力を持っている人が「これは次に来るぞ!」を言ったとき、素直に自分もやってみるということ。
もちろんそうした商品やサービスが100%成功するとは限らないでしょう。
でも、イノベーターのモデリングなくして、私たち個人が成功することなんてできないんです。
アメリカで今流行っているものを始めるべし

アメリカで流行ったものが、2〜3年遅れて日本にやってくる…なんて話も有名ですね。
これをもとに今アメリカで流行っているものを見つけて、それに投資してみるというのも1つの選択肢です。
いわば、自分がイノベーターになるということですね。
行動しない理由を並べてはダメ
「そんなの、英語ができないと難しいのでは?」と感じるかもしれませんが、Google翻訳を使えば誰だって英語のサイトを読めるようになります。
新しいものに対してすぐに行動しない理由をでっち上げてしまう…。
これこそが食わず嫌いで批判家の、ビジネスの成功とは程遠い人の考え方なのです。
これを読んでいるあなたには、行動しない理由を作らないようにしてほしいと思います。
一貫性の法則から抜け出そう

あるいは、一貫性の法則に縛られないように努力するというのも大切です。
人には一貫性の法則という心理が働く事実を知り、頑固に一貫性を持たないように注意してみましょう。
具体的に言えば、たとえ乗り遅れたと感じていたとしても、iPhoneやYouTubeに手を出してみるということです。
今からYouTubeを始めても遅くない!
今やマーケティングや副業の世界では、YouTubeに加えて、InstagramやTwitterのようなSNSを使ってお客さんを集めるのが常識になっています。
今からYouTubeやSNSを始めたとして、先行者利益を得ることは難しいでしょう。
でも、売り上げを伸ばして収益を得ることは誰にだってできることなんです。
資金力も影響力も人脈もない人の戦略

これを読んでいるあなたは、正直、資金力も影響力も人脈もない人だと思います。
そんな人が成功を手に入れるためには、イノベーターとしてトレンドに乗っかる必要があります。
新しい市場にいち早く挑戦して、確固たる地位を築きあげる。
今すでに資金力も影響力も人脈もある人は、私たち以上のスピードで成長し続けるので、これ以外の方法では勝負にならないのです。
権威性は「権威性が高い人」に集まる
たとえばSNSで100万人のフォロワーがいる人と、100人しかフォロワーがいない人を比べたら、どちらをフォローしたいと思えるでしょうか?
どちらも同じような投稿をアップしているなら、間違いなく100万人のフォロワーがいるアカウントだと思います。
たとえ100人しかフォロワーがいない人の方が質の高い情報を発信していたとしても、100万人のアカウントを選んでしまう。
これは、心理学でいう「権威性」や「社会的証明」と呼ばれる心理が働いています。
ランキングで商品を選んでませんか?
いわゆる「ランキング」も、権威性や社会的証明を利用した手法です。
おすすめナンバーワンと言われたら、誰だってそれを買いたくなりますよね?
「ナンバーワン」という権威があり、社会的な証明がついていることによって、私たちの興味関心を強烈に引き寄せるわけです。
食わず嫌いをせず、イノベーターになろう!

ここまでの話を通じて言いたいのは、とにかく「食わず嫌いをやめよう!」ということです。
新しいものに対して慎重になりすぎたり、批判家になるのではなく、どんどん手を出してみる。
自分がイノベーターになったり、イノベーターをモデリングしたりすることで、失敗を経験することも多くなるかもしれません。
しかしそこを淡々と続けていくことで、必ず大きな成果が手に入りますよ。
おわりに
ビジネスの世界では、食わず嫌いな人ほど失敗しやすくなります。
新しいことにどんどん手を出し、新しい世界を開拓できる人こそ、大きな成功を手にする人です。
あなたも今日で食わず嫌いを止めて、何か1つ、新しいことを始めてみませんか?