これまでこのブログでは、SNSクリエイターとして欠かせない「ヒアリング」の技術について解説してきました。
クライアントからSNS運用に必要な情報を引き出してあげることで、SNSアカウントの「コンセプト」を作ることが目的でしたね。
このコンセプトが完成したら、次にクライアントのSNSアカウントの「プロフィール」を作成していきます。
今回はこのプロフィール作成をテーマに、具体的な作り方を紹介していきますね。
クライアントへのヒアリングが、プロフィール作成の第一歩

基本的に、クライアントからSNS運用を依頼されたとき、まずは「どうやってSNSを運用していくのか?」について、ヒアリングしておくことが不可欠です。
具体的には、以下の4ステップでクライアントから情報を引き出していきます。
- ステップ1:目的を決める(明確にする)
- ステップ2:今の実績を聞く、商品の理解をする
- ステップ3:商品の効果、得られる変化
- ステップ4:お客様を理解する
Twitterを使う目的はLINE@への集客なのか、それとも認知を高めてインフルエンサーになることを目指すのか…。
こうした目的によって、どうやってTwitterを使っていくべきかは大きく変わってきますよね?
さらに、クライアントが集めたいお客さんを明確にして、そのお客さんに対して有益な情報を発信していくために、商品の理解やお客さんの理解も必要になります。
お客さんの悩みを理解し、その悩みを解決するツイートを投稿していくことで、大きくフォロワーを増やせるからです。
得られる変化を10個、お客さんの悩みを30個出すのが大事!
中でも、商品を使うことで得られる変化、お客さんの悩みの理解の2つが特に重要になってきます。
クライアントの商品を購入したら、お客さんはどんな未来を手に入れられるのか?
そもそもクライアントのお客さんとなる人たちは、どんな悩みを抱えているのか?
これらを理解できるからこそ、Twitterのフォロワーを集められるのです。
どうやって10個〜30個リストアップするか?
得られる変化は10個、お客さんの悩みは30個リストアップすることを目標にしますが、当然最初から全部書き出せることは少ないでしょう。
クライアントに対して「お客さんはどんな悩みを抱えていますか?」と聞いても、せいぜい5〜6個しか引き出せないはず。
そこで、SNSクリエイターである私たちが、一緒に悩みを考えていくのがポイント。
たとえばAmazonの本のレビューや、ライバルのLPなどをチェックして、リアルな悩みを引っ張ってこれるといいですね。
これらが完了すれば、クライアントのSNSアカウントのコンセプトが完成します。
SNS運用には「プロフィール作りの型」がある

ここまでの方法でSNSアカウントのコンセプトが決まったら、そのコンセプトをどうやってプロフィールに反映していくかが重要になります。
実はプロフィール作りには「これを守ればOK!」というテンプレートが存在します。
そのテンプレートが、以下の4ステップ。
- ステップ1:権威性を見せる
- ステップ2:経歴でイメージを持たせる
- ステップ3:ベネフィットを見せる
- ステップ4:誘導の動線を作る
それぞれ解説していきますね。
ステップ1:権威性を見せる

まずはクライアントの権威性を表現します。
たとえば、
- 指導人数
- 学び、経験の年数
- 資格
- 売り上げ(クライアント自身でも、生徒さんの実績でもOK)
こうした実績をアピールして、「この人はすごい人だ!」と印象付けるのがポイントです。
具体的には、次のような参考例をもとに作ってみてください。
例:
・毎月200名を集客(毎月○人新規のお客様来店)
・指導数500人(施術数も同じ表現でOK)
・3ヶ月で100万円の売り上げ(初月○万円の売り上げ)
このようなフレーズがあることで、強烈なインパクトになることがわかりますよね??
ステップ2:経歴でイメージを持たせる

次に、クライアント自身の経歴を表現します。
経歴の書き方は、次の3ステップの流れにしましょう。
- ①今の活動をするきっかけ(悩み)
- ②出会い(クライアントの商品、サービス)
- ③①の悩みが解決される
一番わかりやすいのは、「借金があったけどビジネスを始めて成功し、今や悠々自適な生活を送っています!」みたいな流れのプロフィールですね。
ここでのポイントは、「②出会い」によって、心情や生活面でどのような変化があったのかについても、しっかりと書くこと。
クライアントの人柄をイメージさせるような、ストーリー性のあるプロフィールにしましょう。
ステップ3:ベネフィットを見せる

次に、ベネフィットを表現していきます。
よく間違われることなのですが、「ベネフィット」は、商品を買うメリットや特徴とはちょっと違います。
その商品やサービスを使うことによって、お客さんがどんな未来を手に入れられるのか。
この「未来」にあたるのが、ベネフィットと考えてください。
たとえば、40代主婦の女性が「痩せて夫に、いつまでも女性としてみてもらいたい」という悩みを持っていたとします。
そんなお客さんの悩みを解決するために、「リンパを流して老廃物を出す」というクライアントの商品を買ってもらうとしましょう。
するとどんな未来(ベネフィット)が得られるのかというと、
- 太りにくい体質になり、肌ツヤがよくなって夫に褒められるようになった
- 化粧やオシャレが楽しくなった
こんな感じです。
悩みと商品、そしてベネフィットをセットで表現してあげることで、より商品を買った後の未来がイメージしやすくなるんですね。
ステップ4:誘導の動線を作る

最後のステップ4で、Twitterからどこに誘導するかもプロフィールに書きます。
先ほどヒアリングした「Twitterを使う目的」をもとに、誘導の仕方を工夫していきましょう。
たとえば、LINE@に集めるのか、店舗集客を目指すのか、あるいはLP、HPに誘導するのか、認知を高めてインフルエンサーになりたいのかによって、どう誘導したらいいかは変わってきますよね?
どんな誘導文を書くのか?どのリンクをつけるのか?を再確認して、クライアントが目指すSNS運用を叶えてあげましょう。
おわりに
今回はSNS運用でコンセプトを決めた後に書くべき、プロフィールの作成方法についてみてきました。
プロフィール作成の土台となるのは、クライアントからヒアリングした情報になります。
事前にしっかりとヒアリングして、プロフィール作成の材料を集めておきましょう。