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20代貧困女子の実態とは?なぜ若い女性が貧乏に悩んでいる?

日本では昔から、男性に比べて女性の給料が少なく、非正規社員の割合が多いって言われていますよね?

平均年収を比べてみても、男性よりも女性のほうがずっと少ない。

そのせいで、最近では20代の貧困女子が増えてしまっているんです…。

今回は、なぜ若い女性が貧乏に苦しんでいるのかについて、詳しいデータを用いて考えていきたいと思います。

20代の貧困女子の実態について

まずは20代の女性がどんな経済状況に直面しているのかをみていきますね。

  • 20代女子の平均年収
  • 20代女子の非正規雇用の割合
  • 男性と女性の役職・昇給

こちらの3つの数字をチェックしていきたいと思います。

20代女子の平均年収

引用:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2019/minkan.htm

国税庁の令和元年分「民間給与実態統計調査」によると、上のようなグラフが出てきます。

これは、男女別・年齢別の平均年収を表したもの。

薄い紫が男性、濃い紫が女性の平均年収を示していますが、一貫して男性よりも女性のほうが低いことがわかりますか?

男女の平均年収の差は、年齢を重ねるにつれてどんどん大きく開いていき、50代になると300万円以上も差がついています。

20代に限ってみてみても、30万円〜70万円くらいの差があるんです。

20代女子の非正規雇用の割合

引用:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/index.html

男性よりも女性のほうが平均年収が低いのは、一体なぜだと思いますか??

理由の1つは、女性のほうが非正規雇用が多いことにあると、私は思っています。

つまり、パートやアルバイト、派遣社員などで働く女性が多いということですね。

実際に上の図でも、右側の女性のグラフよりも、左側の女性のグラフのほうが非正規雇用が多いとされています。

25〜34歳の年代でも、男性が14.6%に対して、女性は37.0%もの人が非正規雇用で働いているんです。

55〜64歳の年代になると、男性が28.4%、女性が67.7%ですから、圧倒的な差ですよね??

男性と女性の役職・昇給

引用:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r02/zentai/index.html

こちらの図は、部長や課長などの役職者にどれくらい女性がいるかを示すデータです。

これを見ると、部長>課長>係長と、役職が上がるにつれて女性の割合が下がっていくことがわかります。

平成元年のデータでは女性の部長は1.3%しかいなかったわけですから、女性の平均年収が低いのも、女性の貧困化が進むのも不思議じゃないなと感じますね。

貧困率が高いのは男性、でも…

引用:https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h24/zentai/index.html

こちらの図はちょっとデータが古いですが、男女別・年齢別の貧困率を表したものになります。

これを見ると、30代までは男性のほうが貧困率が高く、それ以降は女性のほうが貧困率が高いことがわかります。

もちろん、実家で両親と暮らしている20代の女性や、結婚して夫の収入がある20代の女性なら、それほど貧困に悩まされることはないでしょう。

でも、都会で一人暮らししている場合などは、自分だけの収入で生活していかなければならないので、貧困に陥りやすくなるのではないでしょうか?

なぜ若い女性が貧乏に悩んでしまうのか?

男性に比べて女性は、非正規雇用で働く可能性が高い。

そのせいで役職につくのが難しく、平均年収が低くなって貧困率が上がりやすくなる…。

ここまでをまとめると、こんなふうに分析できます。

では、なぜ若い女性は非正規で働くことを選ぶのでしょうか?

その原因には、女性ならではのライフイベントが関係しています。

結婚・出産によるもの

日本では、まだまだ女性が産休・育休を取って正社員のまま働く文化が根づいていません。

結婚したり子どもができたりしたら、仕事を辞めて家庭に入ることで、キャリアが一度中断されてしまうわけです。

子どもが大きくなって保育園に入れられるようになっても、以前の会社に復職することはかなり難しいんですよね。

なぜなら、産休・育休を取らずに働いた男性の正社員のほうが、ずっと人材としての価値が高いから。

そこで、仕方なく非正規雇用という働き方を選ばざるを得ないのが、若い女性を取り巻く環境です。

離婚によるもの

若い世代の貧困女性に多いのが、子どもができた後に夫と離婚し、シングルマザーになった場合です。

20代で離婚した場合、まだ子どもも小さいため、どうしても正社員としてフルタイムで働くのが困難になります。

1日の中で育児にあてなければいけない時間が増えるので、非正規雇用を選ぶしかない。

理想を言えば、時短勤務や在宅勤務を認めてくれる企業が増えればいいのですが、まだまだ難しいのが現状なんです。

シングルマザー向けのさまざまな支援策

なお、シングルマザー向けには国がさまざまな支援を実施しています。

たとえば、次のような制度を利用できる家庭も多いはず。

  • 児童扶養手当
  • 児童育成手当
  • 母子家庭の住宅手当
  • 母子家庭の医療費助成制度

こうした手当を利用することによって、貧困を解消することができるかもしれません。

具体的な手続きや金額は自治体によって異なりますので、詳しくは最寄りの市役所や区役所に問い合わせてみてくださいね^^

いますぐ貧乏から抜け出すためには?

たとえ手当や補助を受けられたとしても、あくまでも一時しのぎに過ぎません。

20代の女性が根本的に貧困から抜け出したいと思ったなら、働き方を見直してあげる必要があります。

つまり、「自分の力で稼げるようになろう!」ということです!

わかりやすく言えば、自宅のパソコンやスマホからできる「副業」で、収入を増やすのがポイントです。

会社に依存しない収入を作ろう

たとえばスマホでSNSクリエイターの仕事を始めれば、3ヶ月で5万円〜100万円の収入も稼げます。

自宅にいながら、子どもの面倒を見ながら働くこともできるので、シングルマザーの方であっても無理なく稼げるようになるんです。

もちろん始める副業は、SNSクリエイターじゃなくても構いません。

物販やアフィリエイトなど、女性がネットを使って稼ぐ方法はたくさんあります。

とにかく「会社に依存しない収入」を作って、貧乏から抜け出しましょう!

おわりに

今回は20代の若い女性が貧困に悩んでいる実態について、データを引用しながら紹介してきました。

自分の力で貧困を抜け出すためには、会社に依存せず、自分で稼ぐスキルを身につけるのが1番の近道です。

あなたも今日から副業の準備に取り掛かってみてくださいね。