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「睡眠不足」を甘く見てませんか?寝不足の悪影響と質の高い睡眠のコツ

起業してビジネスを始めようと考えると、どうしても「時間が足りない!」と感じるシーンが出てきます。

そんなときに多くの人が行ってしまうのは、睡眠時間を削ること。

眠気を我慢して夜遅くまで仕事をしたり、スマホのアラームをかけて朝早い時間に起きたり。

特に20代から30代の若い人なら、睡眠を削って働こうと考えることも多くなるでしょう。

しかしさまざまなデータによれば、睡眠不足は3つの最悪なデメリットをもたらすことがわかっています。

今回は睡眠不足の悪影響と、よりよい睡眠をとるためのテクニックについて紹介していきます。

非常に危険!睡眠不足による3つの悪影響とは

「睡眠不足はなんとなく体に悪いんだろうな」と理解はできていても、具体的にどんな悪影響があるのかがわかっている人は少ないでしょう。

よく眠れなかった日の翌日には、なんとなく元気が出なかったり頭がぼーっとしたりする経験は誰にでもあると思います。

具体的に睡眠不足による悪影響を調べたデータによれば、次の3つのような悪影響が出ることが知られています。

睡眠不足の悪影響①不安を感じやすくなる

一つ目の悪影響としては、何かと不安を感じやすくなるということがわかっています。

たった1回の睡眠不足でも普段の1.3倍不安を感じやすくなり、ネガティブ思考に陥りやすくなってしまうのです。

起業前の段階ではさまざまな不安や悩みが出てくると思いますが、睡眠不足になってしまうと、起業する前からメンタルがボロボロになってしまうリスクがあるのです。

睡眠不足の悪影響②集中力の低下

睡眠不足によって集中力も確実に低下することがわかっています。

たっぷりと睡眠が取れている日なら1時間で終わっていたはずの仕事が、睡眠不足のせいで3時間かかってしまう…なんて状況が起こってしまうわけです。

これでは、1時間や2時間寝るのを我慢して仕事をしたとしても、トータルで見ればほぼプラマイゼロになってしまうということになります。

同じ仕事をするなら短い時間で終わらせる方がいいのですから、しっかりと睡眠をとって高い集中力を発揮できるようにしておくべきなんですね。

睡眠不足の悪影響③イライラして攻撃的になる

睡眠が足りていないと攻撃的な性格になってしまうことも明らかになっています。

普段は温厚で優しい性格な人でも、前日にあまり寝られなかったなら、ちょっとしたことで怒ってしまう人になってしまうのです。

睡眠不足のせいで攻撃的な性格になってしまえば、クライアントに対して文句をつけたりお客さんを罵倒したりして、信頼関係にヒビを入れてしまうかもしれません。

週末の「寝だめ」は意味がない!昼寝をしよう

続いては、寝不足にならず質の高い睡眠を手に入れるための対策について見ていきましょう。

一つ目の対策としては、週末の寝だめをするのではなく、毎日昼寝や仮眠を取るというテクニックが有効です。

平日は睡眠時間を減らして働いて、その分だけ週末に寝だめする…という人は多いかもしれませんが、これは意味がないことだと明らかになっています。

寝だめをしても睡眠不足は取り戻せない

平日の睡眠不足は、週末にちょっと長く寝る程度では、まったく取り戻すことができないのです。

むしろ、普段の生活リズムが崩れてしまって体内時計が狂ってしまうことから、週明けに体調を崩してしまう原因にもなります。

平日は朝7時に起きているのに、週末は昼の13時まで寝ている…なんて生活リズムでは、「サザエさん症候群」に陥ってしまうのも当然なのです。

平日の睡眠不足を週末で取り戻そうと考えるのではなく、普段の睡眠の長さと質をどれだけ高められるかに意識を向けたほうが効果的です。

30分程度の昼寝が効果的

どうしても睡眠不足で集中力が落ちてしまうときには、30分程度の昼寝をしてみましょう。

短時間の仮眠をすることによって、日中のぼーっとした頭をリフレッシュさせることができます。

特にランチ後の眠気には非常に効果があるので、昼を食べたあとにどうしても眠くなってしまうなら、思い切って短い昼寝をしてみましょう。

ただし、1時間以上の長時間の昼寝をしてしまうと、寝起きが悪くなってしまうので注意してくださいね。

ブルーライトカット&スマホと添い寝しない

スマホやパソコンの画面から出ているブルーライトは、私たちが寝る前に浴びてしまうと睡眠の質を落としてしまうことがわかっています。

ブルーライトは日光にも多く含まれる光のため、大量に浴びてしまうと「あれ?まだ昼なのかな?」と脳みそが勘違いしてしまうのが原因です。

最近ではブルーライトをカットする設定がスマホについているので、絶対にオンにすることをおすすめします。

寝る前のブルーライトが睡眠の質を落とす

良質な睡眠を取りたいと考えているなら、少なくとも日没後はブルーライトをできるだけ浴びないのが大切です。

スマホのブルーライトカット機能は、一番強力な設定にしてブルーライトを最小限にできるように心がけてください。

ブルーライトはテレビやパソコンの画面からも出ているため、できるだけ画面をみないようにするのもポイントです。

夜はスマホを使わないスケジュールに

睡眠の質を高めるという観点から考えた最高のスケジュールは、夜になったら一切スマホを使わないようにすることです。

もちろん、夜まで仕事をしたりLINEのやりとりをしたりしていれば、スマホを使わざるをえないこともあるでしょう。

それでも、8割の仕事は夕方までに終わらせるようにして、夜はできるだけスマホを使わなくていい生活を目指してみましょう。

夜はゆっくりと読書をしたり、紙とペンでアイデアをまとめたりする時間に使うのもおすすめです。

シャワーだけはNG!毎日湯船に浸かろう

仕事で忙しくしている人の中には、入浴の時間短縮のために毎日シャワーを浴びるだけで終わらせている人もいるかもしれません。

お風呂に浸かるよりもシャワーだけの方が時間がかかりませんし、水道代やガス代も浮くことになります。

しかしシャワーだけで済ませる人よりもお風呂に入る人のほうが、圧倒的に睡眠の質を高めることができるのです。

お風呂に浸かることで睡眠の質を高める効果あり

お風呂に入ることで睡眠の質が高まるのは、湯船に浸かることに大きなリラックス効果があるからです。

芯から体を温めて全身の血流をよくすることで、1日の疲労を回復することができます。

私たちの体は体温が下がるときに眠気を感じるようにできているので、お風呂に入って一気に体温が上がり、お風呂上がりに体温が下がってくるタイミングで、心地よく睡眠に入ることができるのです。

お風呂にお金や時間をケチるのはやめよう

シャワーではなくお風呂に毎日浸かるようにすると、入浴に時間がかかりますし、水道代やガス代などのコストもかかるでしょう。

ですが私たちの睡眠の質を高める投資としては、湯船に浸かることは決してコストパフォーマンスが悪いものではありません。

睡眠の質が高まってむしろ日中の生産性が高まり、お風呂にかかるコストや時間以上の成果を生み出すことができるでしょう。

おわりに

というわけで今回は、睡眠不足の悪影響と睡眠の質を高めるコツについて紹介してきました。

今も寝不足の状態で起業前の準備や副業をしているなら、すぐに睡眠の質を高めるための対策を実践してみてください。