フリーランスや個人起業家は、基本的に一人でビジネスを始めることになるため、会社で言う上司や先輩のように仕事を教えてくれる人は存在しません。
向こうから教えてくれる人がいない以上、こちらから学びに行く姿勢が必要になると言えます。
今回は、そんな駆け出しのフリーランスや起業を考えている方に向けて、成功するために押さえておきたい9つのコツについて解説していきたいと思います。
①夢と目標を書き出す
起業してフリーランスとして活動する上で、どんなゴールに向かっていきたいのかを明確にしましょう。
「そんなの頭の中で考えてるよ!」という人もいるかもしれませんが、大切なのは自分の言葉を使って紙に書き出してみること。
言語化することで脳に強力にインプットされるので、仕事の方向性やビジョンが固まってブレにくくなります。
目的地がはっきりわかれば、最短距離で突き進むこともできますよね?
書き出した紙はスマホの壁紙にしたり、トイレの壁など、何度も見返せる場所に貼っておくのがおすすめです。
②重要度の高いタスクを特定する
私たちが日々取り組む仕事の中には、緊急度の高いものや重要度の高いものなど、いろいろあると思います。
たとえば突然かかってきた電話は緊急のタスクですし、自己投資は何よりも重要なタスクでしょう。
間違ってはいけないのは、緊急のタスクを優先するのではなく、重要なタスクに専念すること。
そのために、自分にとって重要なタスクを特定しておきましょう。
たとえば、
- ブログを更新する
- SNSに投稿する
- YouTube動画を作る
- マーケティングの勉強をする
といったタスクが、多くの人にとって重要性の高い仕事になるはず。
こうしたタスクを最優先で終わらせて、それ以外の雑務に時間を取られないようにしましょう。
③見切り発車で始めてみる
ビジネスの成功を遅くしてしまういちばんの原因は、先延ばしです。
今日やるべきことを明日に先延ばしして、「いつかやりたい」と考えていることをひたすら先延ばしする…。
そんな悪習慣を持っていれば、ビジネスで成功することはできません。
代わりに意識してもらいたいのが、とにかく見切り発車でいいからスタートしてしまうこと。
たとえ準備が万端じゃなくても、早く始めることを第一に考えて欲しいのです。
じっくりと考えて質の良い商品や事業を展開するのは、誰にだってできます。
でも、100%の完成度になる前にスタートダッシュを切って、誰よりも早く行動できる人はほとんどいません。
これができるだけでも、大きな先行者利益を得られるでしょう。
④自分だけの勤務時間を決める
フリーランスは働く時間を自由に決めることができるので、ともすると働きすぎになってしまうリスクがあります。
もちろん仕事が楽しいならそれでも構いませんが、ストレスを感じながら1日中仕事をしていたり、家族や趣味の時間を犠牲にしてまで働いてしまうのは、不幸になる原因です。
仕事とプライベートのメリハリがなくなると、だらだらと働いて生産性が低下する原因にもなってしまいます。
そこで決めておきたいのが、自分だけの勤務時間です。
「この時間からこの時間までは、仕事のパソコンをチェックしない!」と決めて、メールやチャットの返信もしないと決めてしまうのです。
こうすることで短時間で集中して仕事に取り組めるでしょう。
⑤認知を広める
どれだけ良いコンテンツを発信していたとしても、それを知っている人が1人もいなければ意味がありません。
幸い、今はTwitterやInstagramなど、無料で認知を広げられるツールが充実しているので、難しい作業ではないでしょう。
インフルエンサーマーケティングと呼ばれる手法があるほど、認知を高めることには大きな価値があります。
SNSのフォロワーが多いだけで、権威性が高まって発信力が強まったり、商品が売れやすくなるメリットがあるんですね。
SNSはコツコツ毎日継続することが大切なので、日々更新することを心がけていきましょう。
⑥「困っていること」に目を向ける
そもそもビジネスの本質というのは、お客さんのお悩み解決です。
この世にあるすべての商品は、お客さんが抱える何らかの悩みを解決するために存在していると言っても過言ではありません。
ということは、あなたが普段生活していて不便に思うことや困ったことがあったとき、新たなビジネスのチャンスが眠っているということです。
あるいは、家族や友人、通りすがりの人が困っていることに目を向けてみるのもいいですね。
ただなんとなく日々を過ごしている人よりも、「困っていること」に着目する習慣を持っている人のほうが、ビジネスで成功を収められる可能性は高くなりますよ。
⑦ライバルの商品を買ってみる
あなたがこれから起業してビジネスを展開していこうと考える分野には、きっとすでにライバルが存在していると思います。
競合他社に負けたくないと考える気持ちは大切ですが、まずはライバルの商品を買ってみる体験をするのがおすすめです。
自分がお客さんとなって商品を買う側に回ることで、お客さんがどんな心理で購買を決断するのかを実体験できるからです。
さらに、ライバルのビジネスモデルを知り、それを自分のビジネスにも生かしていくことで、成功する確率を大きく高めることができます。
ビジネスの世界で成功するのは、自己流や独学で事業を展開する人ではなく、ライバルのやり方を研究・真似できる人なのです。
⑧6割の完成度を目指す
よく言われることですが、完璧主義は失敗のもとになります。
最初から完璧なビジネスをやろうと考えれば始めるのが遅くなるリスクがありますし、常に完璧な営業を目指していたら手間も労力もかかってしまいます。
私たちが考えるべきなのは、完璧主義ではなく「完了主義」「最善主義」でビジネスに取り組んでいくこと。
完璧主義を手放して、6割の完成度でも起業に踏み切ることができれば、ライバルとも大きな差をつけることができますよ。
⑨自分で自分をマネジメントする
自分一人で起業してビジネスを展開していくなら、自分の上司は自分しかいません。
ときには自分自身をマネジメントするつもりで、一歩引いて自分を見つめてみることも大切です。
- ムリをして体調を崩してないか?
- もっといいやり方はないか?
- 他にやるべきことはないか?
このように自分を客観的に観察することができると、稼げる力は大きく高まります。
ここでも、やっぱり紙に書き出してアウトプットしてみるのがいいですね。
これはストレス解消にも役立つテクニックなので、ぜひ試してみてください。
おわりに
今回は初心者フリーランスが知っておきたい9つのコツを紹介してきました。
いきなり全部やろうとする必要はありませんので、まずは自分にもできそうな項目を実践してみてください。